君ならどうする
地元の中学を卒業し、僕は千葉県にある市立船橋高校に入学しました。
もちろん学校に知り合いは一人もいません。
入学初日の委員会決め、僕の希望する委員会には定員以上の希望者がいたため、僕の掛け声でじゃんけんをしました。
僕:「最初はグーじゃんけんぽい、あいこでしょ、すけさんぽい・・・」
クラス:「大川、今なんて言った?笑」(ざわざわ)
僕:「え?すけさんぽい」
クラス:「まじかよ!」「田舎もんがきたぞ!」「すけさん、よろしくな!」
僕:(千葉はじゃんけん違うのかよ!!)
その瞬から、僕の名前は「すけさん」になりました。
(僕の地元、長野県長野市はこんなユニークなじゃんけんをするんですよ。笑 ちなみに「すけさんぽい」の後は「またあいこ」です。)
正直当時は「高校生活終わった...」と思いました。
でもね。これって僕が気にするかどうかなんだと思います。
僕が心の中で(最悪だ。クラス中が自分の敵だ。なんで俺がこんな目に。)と、ずっと思っていたら、クラスの中で孤立したかもしれないし、いじめられていたかもしれません。
僕は幸いにも「体操をするために千葉に来た」という目的があったおかげで、この一件をあまり気にせず、受け流すことができました。
そして大人になって、色々と勉強した中で分かることがあります。
回りはそんなに気にしてないってことです。
本人にとっては大事件だったかもしれませんが、周囲の人からしたら"他人ごと"ですから。
むしろ知り合いゼロ、友達ゼロの状態だった僕にとっては、ラッキーだったと思っています。
これを読んでいる人の中にも、過去のトラウマや、恥ずかしい思いをした経験があるかもしれません。
過去は変えられないと思うかもしれませんが、捉え方を変えることはできます。
僕はこのエピソードを「最悪な高校3年間」として話すこともできたし、「入学初日にクラスで人気者」という話にもできるんです。
人生を変えられるのはいつも自分です。
さあ、君はどう生きる?