体操教室の会費はなぜ高い?

皆さんこんにちは、おおかわ体操クラブの大川です。
今回は僕の運営する体操教室の特徴をお話しします。おおかわ体操クラブは週1回のレッスンで月会費が¥11,000、入会金は¥50,000と少々お高いです。おおかわ体操クラブに限らず、全国的に体操教室は他の習い事に比べて会費が高い傾向にあります。現在通っていただいている会員さんも、これからご入会を考えていらっしゃる方も、気になっている方が多いと思うのでお話させていただきます。

様々な習い事

ネットの記事などを参考にしながら主な習い事の会費を下記にまとめてみました。通う日数は月4回程度とします。
サッカー...¥5,000~¥7,000
ダンス...¥5,000~¥10,000
水泳...¥5,000~¥9,000
ピアノ...¥7,000~¥13,000
バレエ...¥7,000~¥10,000
書道...¥3,000~¥5,000
英会話...¥7,000~¥10,000
プログラミング...¥8,000~¥15,000
体操...¥6,000~¥12,000

上記は相場になりますので、もちろん月々¥1,000で通える教室もあれば、¥20,000以上する教室もあります。入会金については年会費含めて無料、さらに種別によっては道具も一切準備不要という場合もあれば、入会金だけで¥50,000以上するところもあります。友人が経営する体操教室は、僕が知る限り全国最高額で入会金が¥110,000です。
大城キッズ体操教室

安い教室には安い理由、高い教室には高い理由があります。
また重要なのは月謝以外にユニフォームや道具などにかかる金額です。サッカーであればボールやシューズ、水泳であれば帽子やゴーグル、英会話なら教材費などですね。月会費が安いからと言って、年間を通して安価に済むとは限りません。
では次に体操教室にフォーカスして見ていきましょう。

体操教室の特徴

体操教室が他の習い事に比べて会費が高いのにはいくつか理由があります。
一つ目は定員の問題です。スイミング、ダンス、サッカーなどのスポーツは大人数で同時に実施できるという特徴を持っていますが、体操はマットにしても鉄棒にしても、全員が同時に実施することができません。必然的に定員を少なめに設定しなければ一人ひとりが練習できる時間が少なくなりすぎてしまうのです。
二つ目はスペースの問題です。器械体操を実施するためにはある程度の広さと天井高が必要になります。具体的には跳び箱の助走の確保、鉄棒で技をするための天井の高さなどです。
三つ目は器具の価格です。体操器具は非常に高価で、初期費用がかかります。またそれらの破損や劣化による買い替えなど、維持費も高額になります。
四つ目が保険料です。これは体操に限ったことではありませんが、やはり怪我の多いスポーツなのでクラブ側の手続きで生徒一人ひとりが保険に加入する場合が多いです。保険料は年会費などに含まれたり、別途徴収される場合があります。

とはいえとても安価な体操教室もあるのです。実は体操教室と言っても、行うサービスの内容が様々なことが原因です。僕の知る限り月会費の最安値は¥2,000、最高額は¥15,600です(共に週1回)。なぜこれほどの差が開くのでしょうか?

会費が安い教室の例

・非営利活動法人による運営
地域の運動施設や学校の体育館などを借り、器具も備え付けのものを使用することで設備費がほとんどかかりません。特徴としては 20~30人程度の大人数で行ったり、保護者の方がボランティアで手伝いをしている場合もあります。

・体つくり運動
それほど大きくない空間(10畳ほど)にマットのみを敷いて基本的な体つくり運動をするような教室です。鉄棒や跳び箱を実施する「器械体操」とは違い、マット運動においても倒立や転回などの専門的な技には取り組みません。

これ以外にも地方の郊外で運営する場合は家賃が抑えられますし、自宅の1室を使って運営している方もいらっしゃいます。まとめると初期費用や人件費などのを抑え、大人数を対象にするなどの場合、会費が安い傾向にあります。
そして一言に「体操教室」と言っても皆さんがイメージする鉄棒や跳び箱などを行わない、どちらかというと体育に近いような教室もあることをお分かりいただけたと思います。もちろんそれが悪いと言っているわけではありません。基礎的な体つくり運動から専門的な器械体操まで、教室によって実施する内容や技のレベルは千差万別だということです。

会費が高い教室の例

・設備が充実している
体操教室の中でも専門的な器具を設置しているところは会費が高い傾向にあります。なぜなら、体操器具はとてつもなく高価だからです。一般体育に使用するマットでも1本5万円程度し、厚手の着地マットは1枚で10万円~50万円しますが、専門器具となれば一つ数百万円します。破損した場合の修理代は言うまでもありませんが、マットなどは数年で劣化し、買い替えも必要になるので納得です。

・指導者が手練
指導者が体操競技・指導経験者であり、専門的な知識と指導スキル、補助のテクニックなど、体操を教えるにあたってエキスパートである場合は希少価値が高いので会費は高くなります。
特に国内では競技人口の少ない体操で、大学・社会人まで競技を続けた選手はほんの一握りの人材と言えます。
「競技未経験者は指導スキルが低い」と言っているわけではありません。競技歴、指導歴による蓄積された経験、知識、技術には計り知れない価値があるということです。

・スタッフが充実している
レッスンに参加する人数に対して指導に入るスタッフの数が多ければ多いほど手厚いサービスになるので会費は高くなります。団体競技のスポーツであれば指導者一人に対して数十名の生徒がいるのは普通ですが、体操の場合は指導者1人に対して15名以下が普通です。それ以上になると目が行き届かず、怪我のリスクが増えたり、一人あたりに指導できる時間が少なくなるからです。
それを基準に考えると、1コマあたりの定員を10名以下で設定したり、スタッフが3名入っているなどの教室はかなり贅沢と言えます。

上記以外にも都心部で運営する場合は家賃が高いのでそれに伴って会費も高いです。
まとめると設備が充実していて専門的なスキルを持った指導者がおり、生徒の人数に対して多くのスタッフが指導にあたる場合、会費は高くなる傾向にあります。

おおかわ体操クラブはどうなの?

ここまで様々な習い事の会費相場、体操教室の特徴をお伝えしてきましたが、おおかわ体操クラブは会費相応のサービスであるのか否か。
結論から言うと値段相応です。なぜなら、僕の指導力にそれだけの価値があるからです。
そもそも、僕が体操教室を創業するにあたって「回り(相場)と合わせよう」などという考えはありませんでした。大川翔平という人物から体操を教わるというサービスに対して、相応の価格を設定したのです。とてもシンプルな理由です。
この説明で納得していただこうとは思っていません。でもこれが本当の理由なのです。もちろん色々と理由付けしていけば価値を提示することはできます。
例えば以下です
・1レッスンごとの定員は10名と少人数
・マット、鉄棒、跳び箱の専門的指導
・スポーツ安全保険への加入で安心、保険料は教室負担
・体操競技歴21年、全日本クラスの大会での入賞経験多数、全国制覇経験あり
・指導歴8年、インターハイ優勝選手育成経験あり
・ユーチューバーとして教材配信中、話の聞きやすさ、説明の分かりやすさを常に追求

しかしこれらを打ち出しても大きな価値にはならないのです。確かに目で見て分かりやすいですが、生徒が成長するかどうかは別問題ですし、オリンピック選手を育成した指導者が教える教室と比べたら、僕の教室は指導力が劣っていると判断されてしまうかもしれません。
僕がどれだけ「指導力が優れています!」「昔全国制覇したことがあります!」「説明が上手です!」と叫んでもそれは口だけ、信憑性は無いんです。
おおかわ体操クラブの本当の価値は、指導を受けて、目で見て、体で感じて、実感してもらわなければ伝わりません。むしろレッスンを受けていただけば、金額以上の価値があることをお分かりいただけるでしょう。
入会金¥50,000という額に関しては都内で見ても高い設定です。地方では¥3,000~¥5,000というところもあり、体験会からの即日入会で入会金が無料になるというケースもあります。おおかわ体操クラブへの入会を検討している方にとてってハードルになることでしょう。しかし私自身は¥50,000を払って入会する価値があると本気で思っていますし、それ以上のものをお返しできる自信があります。
おおかわ体操クラブに興味を持っていただいたのであれば、一度体験レッスンに来ていただければと思います。

子供の将来のために

今回は体操教室の会費はなぜ高い?という内容でしたが、いかがだったでしょうか。
お子様の習い事、何をさせようか悩んでいる方も多いと思います。スポーツに限らず、習い事にはそれぞれ特徴があります。コミュニケーション能力を高めたい、運動能力の基礎を作りたい、英語を話せるようにしたい、音感を身につけたい、パソコンを使えるようになりたい...。
僕自身も親として、子供の可能性を広げるために、将来のより良い生活のために、自分がしてあげられることを真剣に考えていこうと思います。
そして指導者として、僕にできる全力の指導を多くの子供たちに届けるため、世界一の体操教室を目指して日々努力しようと思います。

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