目を見ることの重要性
【目を見ることの重要性】
僕は指導中、子供たちの目を見ることを意識しています。
なんとなく全員の目を見るのではなく、必ず一人一人と目を合わせます。
一度に送れる視線は一つなので、 6人生徒がいたとしたら6回に分けて視線を送ります。それをレッスンの中で繰り返す感じです。
もちろん無言で見る訳ではなく、一つ一つの技の説明、動きの指示、良いところを褒めるなど、それぞれの言葉を「あなたに向けて言っているよ。」という気持ちを込めて目を見て言うのです。
全体に指示を出す時でも、誰か一人の目を見て言います。(長めの指示の場合は2、3人になります。)
すると生徒は、「あ、私に言っている」と僕の言葉が他人事ではなくなります。
そして指示を出されたときの子供の微妙な表情の変化を汲み取って、必要に応じて説明を加えたり、あえて削って簡潔にしたりします。
これはプロの講演家が大勢のお客様に対してスピーチを行う時などに使うテクニックで、高い洞察力が求められます。
偉そうに言っていますが、僕もまだまだ未熟です。
子供たちの声なき声を聞くために、これからもしっかり目を合わせて指導に励みます。