指導者のスタートライン
僕は約8年、体操の先生をしています。
最初の頃は「なぜ子供たちが言うことを聞いてくれないんだろう?」そんなことで悩んでいました。
とにかく大きな声で指示を出したり、よく怒ったりしていました。
指示を守れなかったり、おふざけをしてしまうのは、その子に問題があると考えて、その子を変えようとしていました。
そして悩んで、悩んで、時にはイライラして、この考え方では何も解決しないことを知りました。
原因は全て僕にあるからです。
子供に指示が通らないのも、子供がふざけてしまうのも、集中できないのも、なかなか上達しないのも、全てです。
「子供たちは悪くない、僕が変わるんだ。」という考えに至って初めて、指導者としてのスタートラインに立てます。
このスタートラインに立ってようやく、指導者として成長することができます。
子供を変えようとしてはいけません。
変わるのは常に指導者(大人)側です。