役割を知る

自分の役割を理解した時、人は変わります。

大きく成長することもあれば、堕落することもあります。

アメリカのスタンフォード大学が過去に行った『模擬刑務所実験』は人の行動が役割によって変わることを証明しました。

(題材が少々過激で申し訳ないです。)

ランダムで集めた人々を「看守役」と「囚人役」で分け、本物に似せた刑務所の中で生活させると、実験開始2日目には看守役は看守らしく、囚人役は囚人らしく振舞うようになったというものです。

そして看守役の行動がエスカレートしたため、1週間も経たず実験は打ち切りとなりました。

これはもっとポジティブな活用ができます。

「自分はこの班のリーダーだ」

「自分はこのクラスの盛り上げ役だ」

「自分は他のメンバーを褒める役だ」

このように子供自身が自分の立場や役割を自覚することでリーダー役は責任感を持ち、盛り上げ役は明るく振る舞い、褒める役はメンバーの良いところを見るようになります。

その子に合った役割を与えてあげる、もしくは自分の役割を考えさせてあげることも教育の一環ですね。