弱さを誇る

【弱さを誇る】

生徒たちは僕のことを、体操もお話も上手で、優しくて、完璧人間みたいに思っている子がいます。

いつも胸を張って、心の底からポジティブな発言をしているので、そう感じて当然かもしれません。

しかし大川先生にも弱い部分はたくさんあるんです。

例えばみんなも知っている先生の弱さは"優しすぎる"ところです。

実はこれまで多くの親御さんから「先生は甘すぎます」「もっと叱ってください」「うちの子は強く言わないと聞きません」「それは承認ではなく放置です」そんなことをご指摘いただいているんです。

なので僕は、承認する気持ちが"甘やかし"にならないように、常に自分の弱さを認識しながら子供たちと関わっています。

誰でも弱さを抱えています。

大切なのはその弱さに蓋をするのではなく、受け入れて強さに変えることです。

僕の優しさは、他の先生なら「ふざけないで!ちゃんとやりなさい。」と言ってしまうことを、「楽しそうだね。他の子の邪魔にならないようにしてね。終わったらみんなと体操しよう。」と冷静に伝えられる強さでもあります。

どんな弱さも、ちゃんと向き合えば強さに変わるのです。