妻の声かけ

僕の妻は息子たちに注意をする時、意識していることがあると教えてくれました。

危ないところに立っていたら、「そこに立たないで!」ではなく「下に降りようね。」と言う。

暗いところでタブレットを見ていたら、「そこで見ないで!」ではなく「明るいところで見ようね。」と言う。

子供の立場になったとき、自分の行動を否定されただけではどうすればいいのか分からないので、"何をすべきか"を丁寧に伝えてあげるためです。

つまり行動の否定をするのではなく、行動を促すのです。

行動を促す声かけは「足を下ろそうね」であったり、「下に降りようか」であったり、「ママのところにおいで」など、同じ状況でも言葉のレパートリーが豊富で、優しい口調で伝えることもできます。

一方で行動を否定する掛け声では「そこに立たないで」、「そこは登らないで」など、レパートリーが限られている上に、優しい口調で表現することが難しいです。

これは子供の健やかな成長、語彙力の形成のためにも必要なことかもしれません。

子育てだけでなく、教室で子供たちと関わる時も意識していきたいと思いました。