全てのスポーツの基礎

【全てのスポーツの基礎】

体操は「体」を「操る」と書きますが、まさしく全身のあらゆる箇所を思い通りに動かす技術を学んでいます。

その延長として様々な技の習得があり、それらを組み合わせて演技を構成し、競い合うのが体操競技です。

例えばサッカーはボールを操るスポーツですが、ボールを上手に操ろうとしても上手くいきません。

ボールを操る前に、自分の体を操らなければならないからです。

具体的に言うと、「ボールをあの位置に飛ばしたい!」と思ってもたいていの人は思った通りに飛びません。

ボールに対して軸足をどこにつき、重心をどう動かし、蹴り足をどのように振り、足のどの位置にボールを当てるのか。

これを正確に実行できる人が狙った位置にボールを飛ばせます。

これはリフティングやドリブル、その他のスポーツでも同じことが言えます。

あらゆるスポーツにおいて、体を操ることは避けては通れない道なのです。

そしてそれは同時に、体操が全てのスポーツの基礎であることの証明です。

なので僕は、単に技を教えているのではありません。

どんなスポーツにも応用できる『運動の基本』を教えているのです。