個性として見る

【個性として見る】

発達障害と呼ばれるものには、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、LD(学習障害)、ASD(自閉症スペクトラム障害)などがあります。

文科省のデータを元にすると、小学生ではだいたい10人に1人の割合だそうです。

職業柄、そのような診断を受けた子供たちにもたくさん関わってきましたし、たくさん勉強もしてきました。

そんな中、ずっと思っていることがあります。

『これらは個性の範囲だ』ということです。

個人差があることや、その他の症状(感覚過敏やチックなど)を併発することを踏まえてです。

中には、意思疎通が困難なほど重度なケースもありますが、周囲の助けがあれば生活できます。

世の中にはいろんな人がいるんです。

もし理解ができないとするならば、それは相手に問題があるのではなく、受け取る側の知識と器に問題があるのです。

発達障害の子供を持つ親御さんは、我が子に問題があるなんて思っていません。世界で一番かわいいのですから。

ただ、我が子の個性が周りに受け入れてもらえるかどうか不安なんです。

誰もが支えてくれる人がいないと生きていけません。

みんな同じです。